企画名

白老ゆかりの作家たち

公開終了
2023年度 初出展
2023年度 新規設置
作家名:染谷等
作品名:『残雪の樽前山』

企画について

白老ゆかりの作家を紹介。白老で生活してきた作家達の眼差しを辿る展示。白老美術協会の会員を中心に白老の美術に尽力した作家の作品を展示します。

2023年度 作品情報と展示場所

企画名
白老ゆかりの作家たち
作品名
残雪の樽前山
展示期間
2023年9月1日(金) 〜 10月9日(月・祝)
展示場所
しらおい創造空間「蔵」1F
〒059-0906 北海道白老郡白老町本町1丁目7-5
企画名 白老ゆかりの作家たち
染谷等「残雪の樽前山」

作家について

小出昭三 こいでしょうぞう
1930年白老生まれ。
1961~65年創元展入選。
71年新道展奨励賞受賞、道展入選。
74年苫小牧美術協会会員。
78年札幌時計台ギャラリーで個展。
80年、82年道展佳作賞受賞。
84年道展会友賞受賞、85年道展会員。
86年白老町文化奨励賞受賞。
86、87年上野の森大賞展入選。
88年上野の森美術館自然を描く展佳作賞受賞。
90年二科展入選。
91年白老町文化賞受賞。
92年苫小牧美術大賞展大賞受賞。
2012年没。
単純化された形態、鮮烈な色彩に特長があり、迫力のある画面を構成する。
「牛」をテーマに多くの作品を制作した。

染谷等 そめやひとし
1928年歌志内市生まれ。
1945年より3年間、北海道第三師範学校美術科(現北海道教育大学旭川校)にて学ぶ。
北海道美術協会展に1946年より3年間連続で出品した。
1948年北海道第三師範学校を卒業。
歌志内市立神威中学校赴任を振り出しに、空知、胆振、宗谷管内の小中学校で教職に就く。
白老町では町立森野小学校教頭として勤務したことがある。
1992年より純具象美術協会展に出品、同展の委員となった。
白老町北吉原に居を構え、特に退職後は身近な自然をモチーフとした風景画の制作に没頭した。

高橋淳一 たかはしじゅんいち
1933年 白老町虎杖浜に生まれる
1956年 室蘭工業大学鉱山工学科卒業、同年北海道苫小牧工業高等学校機械科教諭となる
1978年 三軌会出品(2008年退会)
1979年 北海道教職員美術展出品(1994年まで出品)
1981年 北海道教職員美術展にて奨励賞受賞
1994年 北海道札幌琴似工業高等学校校長を定年退職
1996年 白老美術協会会員。2004年より副会長、現在に至る
2003年 ギャラリーノルテ(札幌市)にて個展

田中照比古 たなかてるひこ
1950年 札幌市生まれ
1978年 北海道教育大学札幌校特設美術科卒業、北海道立岩内高等学校美術科教諭
1988年 トビウアートコミュニティーに参加の為、白老町に移住
1992年 白老美術協会会員となる。以後、トビウアートコミュニティーと白老美術協会会員で活動
2007年 白老美術協会会長、現在に至る
2010年 北海道立室蘭栄高等学校美術科教諭を定年退職

村上和義 (愛称:かん) むらかみかずよし
1941年白老町生まれ。白老で明治から続いた老舗の食料品店「村上商店」の5人兄弟の次男として生まれる。幼少期、白老へ疎開してきた版画家川上澄生の家へ遊びに行き、芸術への憧れを抱く。高校時代には美術部に入部し、苫小牧の美術を牽引した画家遠藤ミマン氏とも交流を深める。しかし父の早世の為、美術教師になる夢を諦め高校を卒業後、家業を手伝うことになる。1968年よりカメラ店を創業。しばらく絵画制作から離れていたが、50歳になり再び制作を始める。これまでの30余年で描き続けてきた作品は、今年8月に遂に1万点に到達した。