
青木陵子+伊藤存
京都在住。青木、伊藤ともに個々に作品制作を行いながら2000年よりアニメーションを中心とした共同制作を始める。近年ではそれぞれの作品を組み込みつつ、展示空間での即興的な造形や展示場所から得た素材を使ったインスタレーション作品を発表。Roots & Arts Shiraoi 2022では、白老で見聞きしたたくさんの体験から「知らないことを知ること」について考えた《となりの入り口》と、分別作業中の廃品が並ぶ旧鐵工所の空間を使った《あの世の入り口》という、2つの「入り口」を制作した。2023年は、喫茶休養林店主との対話の中で聞いた30年前の自然保護運動から出発し、保護された土地の現在の植物や環境をリサーチしたアニメーションを制作する予定。

梅田哲也
おもにインスタレーションを制作します。作品はよく建築や音楽のようにとらえられます。なにを作るかは手をつけてみないとわかりません。近年の展覧会に「さいたま国際芸術祭2020」(旧大宮区役所)、「東海岸大地藝術節」(台東、2018年)。個展に「梅田哲也 イン 別府『O滞』」(別府、2020-2021年)、『うたの起源』(福岡市美術館、2019-2020年)、『See, Look at Observed what Watching is』(Portland Institute for Contemporary Art、2016年)。パフォーマンス作品では『Composite: Variations』(Kunstenfestivaldesarts 2017)、『INTERNSHIP』(国立アジア文化殿堂、2016年 / KAAT神奈川芸術劇場ホール、2018年)、『リバーウォーク』(京都中央信用金庫 旧厚生センター、2022年)、『9月0才』(高槻現代劇場、2022年)などがある。

ナタリー・ツゥー
オスロと東京を拠点に幅広い分野で活躍するアーティスト、研究者。風景の記憶の探求をテーマに、フィールドワーク、サウンド、パフォーマンス、アートブック、グラフィックなど様々な形態のプロジェクトを行う。歴史的な風景を記憶する方法を発見するために、音を道具として扱う。彼女の活動では、音は視覚的な形をとり、視覚芸術とサウンド・アートの境界線で、見えないものを聞き、聞こえないものを見ることへと導く。2019年にオスロ国立アカデミーを卒業し、ノルウェー・ソレヤの芸術研究DUNKE-DUNKEメンバー。現在、JREXフェローシップ、東京藝術大学グローバルアートプラクティスプログラムのもと、研究プロジェクト「聖なる歴史と社会的記憶:忘れられたルーツをたどる-アーカイビングとサーキュレーションの境界線」を実施している。

田湯 加那子
1983年生まれ。白老町在住。1990年代後半から本格的に絵を描き始め、黒くて太い輪郭線、色鉛筆とは思えない強い筆圧、独特で大胆な構図などが作品の特徴である。ほぼ毎日スケッチブックに向かう彼女にとって、絵を描くことは日常生活の一部であり、ライフワークとなっている。今までに多数のアールブリュット展覧会に出品、国内外から注目を集めている。白老での展覧会は18年振りとなる。今回は「田湯加那子の軌跡」をテーマに約200点の絵を展示する。

Living & Handwork Iburi 〜 胆振 生活と手仕事展 〜
北海道南西部に位置し、白老町の東西に広がる胆振地方に在住、またはゆかりのある作家と、この土地の自然素材を活かした手仕事を紹介し、胆振の生活芸術文化の魅力を広く伝える展覧会。

アースダイブ白老|登別 アイヌ語地名から探る土地の記憶
古い記録や地図をヒントに歴史や風土を読み解くことで、アイヌ語地名が息づいていた時代へのバーチャルなダイビングを試みる「アースダイブ」。古地図を片手に土地を歩き、地形や景観、植生等を実感することでかつての人々の暮らしや生活環境を想像しながら、土地に息づく文化を体感するフィールドワーク・プログラム。講師陣○谷本 晃久北海道大学文学研究院教授。1970年、札幌生まれ。専攻は日本近世史。著書に『近世蝦夷地在地社会の研究』など。フィールドを北海道・サハリン・千島列島地域に定め、和文の古文書を素材に仕事を進めています。○マユンキキアーティスト。北海道旭川市出身、札幌市在住。アイヌの伝統歌「ウポポ」の再生と伝承をテーマに活動する女性ヴォーカルグループ「マレウレウ」メンバー。アイヌ文化アドバイザーやアイヌ語の講師もつとめる。○菅野 修広 登別市教育委員会学芸員。1977年、旭川生まれ。専門は考古学。縄文文化のほか、近現代、他界観について研究。また、登別市内の歴史全般の資料の保存と調査を進めている。

ラジオウタリ 2023
ホストDJ | OKIアイヌの伝統弦楽器トンコリの制作者であり奏者。アイヌの古典や文化的アイデンティティを大切にすると同時に、自ら率いるOKI DUB AINU BANDではブルース、レゲエ、ダブなどがミックスされた最先端の音楽表現を実現している。 国内外の音楽フェスティバルに数多く出演。アイヌの伝説的歌手・安東ウメ子やマレウレウのプロデュースも手がけている。ゲストDJ |Peter Barakan1951年ロンドン生まれ。ロンドン大学日本語学科を卒業後、1974年に音楽出版社の著作権業務に就くため来日。現在フリーのブロードキャスターとして活動、「バラカン・ビート」(インターFM)、「ウィークエンド・サンシャイン」(NHK-FM)、「ライフスタイル・ミュージアム」(東京FM)、「ジャパノロジー・プラス」(NHK BS1)などを担当。

野生の学舎
1989年福井県生まれ。2020年夏から洞爺湖を拠点に「野生の学舎」という学び舎を主宰。自然のまねび−学びの原点に還り、土地を歩いたりフィールドワークを通じて、人と人が協働する事で生み出される創造的な営み、物・事・空間を模索しながら有機的な活動を続けている。

歩いて巡る屋外写真展 社台|虎杖浜・アヨロ
北海道・白老町と周辺地域を主な活動フィールドとし、住民有志や地域内外のアーティスト、ディレクターたちで2018年に発足。 Uymam(ウイマㇺ)はアイヌ語で交易を意味する。リサーチやフィールドワークをはじめ文化芸術プロジェクトを通して人や環境、地域内外に交易・交流・理解が育まれていくことを目指す。土地に暮らす人々のいとなみや歴史風土、地勢、土地の記憶に光を当て、地域資源とその価値を再発見・再編集していくプロジェクトをさまざまな形態で実践している。

白老ゆかりの作家たち
白老に行く
札幌市
約60分(特急利用)
約60分(特急利用)
新千歳空港
約40分(特急利用)
約40分(特急利用)
苫小牧市
約15分(特急利用)
約15分(特急利用)
室蘭市
約30分(特急利用)
約30分(特急利用)
函館市
約2時間30分(特急利用)
約2時間30分(特急利用)
JR白老駅
札幌市
約60分(道央自動車道利用)
約60分(道央自動車道利用)
千歳市@新千歳空港
約40分(道央自動車道利用)
約40分(道央自動車道利用)
苫小牧市@苫小牧港
約20分(道央自動車道利用)
約20分(道央自動車道利用)
室蘭市
約30分(道央自動車道利用)
約30分(道央自動車道利用)
函館市
約4時間(道央自動車道利用)
約4時間(道央自動車道利用)
大滝
約40分(道央自動車道利用)
約40分(道央自動車道利用)
白老町
中心部
ROOTS & ARTS SHIRAOIについて
「ルーツ&アーツしらおい」は、北海道・白老町を舞台に開催する文化観光プロジェクトです。 この地を訪れる皆さまへ、食・温泉・自然・アート・住民との出逢いを楽しみ、 ゆっくりと地域を巡っていただくための滞在体験時間を提供します。
