作品名

草の根のリズム

公開終了
2023年度 新規設置
作家名:青木陵子+伊藤存
作品名:『草の根のリズム』
制作年:2023
会場:旧社台小学校
撮影:Tsubasa Fujikura

作品について

約30年前、白老の里山をほとんど覆い尽くすような幾つものゴルフ場の計画があった。この計画は自然保護のために反対する人々の粘り強い協働がきっかけとなり、そのすべてが中止となった。そのような知識をもった目で白老の里山を散策すると、ゴルフ場計画中止後の土地では風に揺れる植物がリズムを作り出し、自分の居場所を主張している姿が見える。中には計画地を越えて少しずつ移動しながら主張するものもいるらしい。白老の各地にあるその雑多なリズムに共鳴した人間(青木+伊藤)は、植物のオーケストラのステージを作ることにした。
協力:相吉正亮、相吉京子、大渕紀夫、佐藤雄大、菊地辰徳、牟田口景(WHITELIGHT)、宮路雅行

2023年度 作品情報と展示場所

作家名
青木陵子+伊藤存
作品名
草の根のリズム
展示期間
2023年9月1日(金) 〜 10月9日(月・祝)
展示場所
旧社台小学校
〒059-0901 北海道白老郡白老町社台100
作家名 青木陵子+伊藤存
撮影:和田真典

作家について

京都在住。青木、伊藤ともに個々に作品制作を行いながら2000年よりアニメーションを中心とした共同制作を始める。近年ではそれぞれの作品を組み込みつつ、展示空間での即興的な造形や展示場所から得た素材を使ったインスタレーション作品を発表している。Roots & Arts Shiraoi 2022では、白老で見聞きしたたくさんの体験から「知らないことを知ること」について考えた《となりの入り口》と、分別作業中の廃品が並ぶ旧鐵工所の空間を使った《あの世の入り口》という、2つの「入り口」を制作した。2023年は、喫茶休養林店主との対話の中で聞いた30年前の自然保護運動から出発し、保護された土地に関わりのある所を巡りながら植物のいる場所をリサーチした映像インスタレーションを制作する予定。


過去の作品

作家名:青木陵子+伊藤存
作品名:『となりの入口』
制作年:2022
会場:喫茶 休養林 隣
撮影:藤倉翼
Roots & Arts Shiraoi 2022での展示風景
作家名:青木陵子+伊藤存
作品名:『となりの入口』
制作年:2022
会場:喫茶 休養林 隣
撮影:藤倉翼
Roots & Arts Shiraoi 2022での展示風景
作家名:青木陵子+伊藤存
作品名:『となりの入口』
制作年:2022
会場:喫茶 休養林 隣
撮影:藤倉翼
Roots & Arts Shiraoi 2022での展示風景