ROOTS & ARTS SHIRAOI 白老文化芸術共創

ARTS

芸術

竹浦・虎杖浜エリア

かつては「敷生」として呼ばれており、江戸時代の早くから小さな集落でサケ漁が行われていたことが文献で確認できている。アイヌの伝承・伝説が多く残り、数多くの温泉地、たらこをはじめとする海産物や倶多楽湖の湧水を活用したシイタケ栽培、ニジマスやヤマベの養殖、化粧品の開発など、観光・文化資源が豊富なエリア。

展示・参加アーティスト紹介

2022年8月時点
石川大峰
石川大峰

1980年札幌生まれ。北海道を拠点にグラフィックデザインをベースに独自な視点と始点による活動を展開するデザイナー、ヴィルダー、アーティスト 。音楽イベントやアートプロジェクト、パッケージ、プロダクト開発、飲食店舗、フェスティバルやインスタレーションといった空間の領域まで横断し、主に古物や廃材、その土地の素材を活かした表現が多く、生まれ育った土地への想いが強く反映されている。旧飛生小学校学校林<北海道白老町>では、地場でとれた”ネマガリダケ”で常設作品として拡張を続けている他、近年新たな製作環境を求めて白老竹浦地区に移住し、古びた温泉付住居やアトリエなどを自己改修しながら更なる表現を目指している。アトリエ・イヲルマ主宰。

757の光望
山や川、海に囲まれ素晴らしい湖や滝、湧水や温泉などを有する白老町。
自然に触れて感動したり、不思議に思う幼少期の子どもの数(白老に住む0歳〜11歳迄)を光の球で視覚化した屋外インスタレーション。
夕暮れの廃校の空き地に現れる光の空間。家族や友人、地元の人や旅人達、誰もがつどい、想いを巡らせる場所。子ども達への未来と希望、心を灯すひかり。
旧竹浦小学校校庭白老町竹浦197
全8回実施
9月30日(金)、10月1日(土)、2日(日)、3日(月)、
7日(金)、8日(土)、9日(日)、10日(月・祝)
17:00-21:00
大黒淳一
大黒淳一

1974年札幌生まれ。音楽領域を拡張するサウンド・メディアアーティスト、作曲家、プロデューサー。幼少から作曲を始めて国内の楽曲コンテストで全国グランプリを受賞する。06年にベルリンへ渡りヨーロッパ各地でSONYやユニクロなど海外CM等の商業音楽から、北京オリンピックや上海万博の音楽プロジェクトを行いながら、現代美術でもサウンドメディアアート作品を国内外で発表しており、札幌国際芸術祭2017の国内作家としても参加、札幌大谷大学 芸術学部 音楽学科 教授、2021年札幌文化奨励賞。

光の矢を放つ
2016年に役目を終えたアヨロ鼻燈台。灯台から高性能なLEDレーザーシステムを使って空へ光を投射し、かつて航海の道標として灯されていたアヨロ鼻燈台の光は、口語伝承されてきたアイヌの星の伝説を作り出し、過去、現在、未来を結ぶ光のアートモニュメントを作り出します。灯台としての機能や役目を復活させる為に行うだけではなく、アヨロ地域におけるアイヌ文化を背景とした白老町の地域資源を活用したアートツーリズムや文化芸術におけるサイトスペシフィックな作品です。
アヨロ鼻燈台周辺
虎杖浜温泉 ホテルいずみ
白老町虎杖浜312-1
全10回実施
8月27日(土)、28日(日)
9月3日(土)、4日(日)、10日(土)、11日(日)、
17日(土)、18日(日)、23日(金・祝)、24日(土)
19:00-19:20
曽我英子
曽我英子

ロンドン大学スレードスクール彫刻学科卒業後、北海道でフィールドワークを行うようになる。ものづくりを通して、その土地の風景や歴史と人々の営みを実際に生活しながら学ぶ。フィールドワークから得た知識や、出会う人々との記憶を辿りながら制作を行い、それらを、映像、テキスト、インスタレーション作品として発表している。アートの視点から、社会環境から 感じる違和感をどう理解し「問う」ことが可能であるかを探求しながら活動を続ける。

根曲り竹〈ビデオ 24:04〉(2019)
根曲り竹(2019/白老)
白老、平取町二風谷、様似という北海道の3カ所で、根曲がり竹のムックル(口琴)、チェㇷ゚ケㇼ(鮭の皮でできた靴)、昆布シト(団子)などの「ものづくり」を通して、近い存在でありながら遠くに感じる人々や文化を見つめ滞在制作した3つの映像作品を展示。自然の生き物と人々の相互的な関係と社会作りという人類の未来への課題をアートの視点から探考し提示する。
竹浦物産竹材店 向かい倉庫白老町竹浦616-45
金・土・日曜のみ開館
10:00-16:00
白老エリア(しらおい想像空間 蔵・喫茶休養林 隣)
森と街のがっこう
陣内 雄
森と街のがっこう 陣内 雄

札幌生まれ。東京藝術大学建築科卒。設計事務所勤務を経て、北海道上川郡下川町の森林組合作業員に。並行してワラ断熱の実験棟建設や、東京での音楽活動を行う。間伐材のアロマ精油事業(2000年)や、エコ建築や森林療法などの地域活動を立上げ。「NPO法人もりねっと(2006年)」「北海道森林ガバナンス研究会」を設立。 2015年にフリーの木こりとなり、環境保全型林業を実践している。(一財)札幌南高等学校林 理事。2019年、山と建築を直結する木こりビルダーズ活動を始める。

photo: shin sasaki
森と街のがっこう
足立成亮
森と街のがっこう 足立成亮

札幌生まれ。写真作品制作などの活動後、森で働くイメージを強く抱き始め、「林業」=ヤマ仕事の修行を始める。2013年outwoodsと名乗り独立。山奥の林業から里山アクティビティ創出、街場の空間演出などを生業とする。2016年、故郷の札幌に活動拠点を戻し、北海道各地の森で働く。

存在の記憶
虎杖浜神社は小高い丘の上に佇む。目の前は太平洋、遮るものはない。この地は遺跡の密集地で土器や装飾品、住居跡、墓などの遺構が発見され、周囲には多くのアイヌ語地名や伝承が残されている。存在の記憶は時を跨いで訪れる者の心に語りかけ、それらは交錯しながら、今も生まれる新しい景色を記録し続けている。我々はだた、そこに立っている。
虎杖浜神社白老町竹浦289-21
常時開放

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