ROOTS & ARTS SHIRAOI 白老文化芸術共創

ARTS

芸術

森野エリア

ホロケナシ、白老原野、白老の一部を合わせて誕生した「森野」。入植と鉱山開発で発展してきた歴史があり、道内有数の降水地帯として知られる。山の麓に豪雨をもたらし、洪水が発生するなど水害にも悩まされた。現在、森野地区に住民はおらず、ブランド牛として知られる「白老牛」の飼育や大規模な鶏舎での養鶏が行われている。

展示・参加アーティスト紹介

2022年8月時点
野生の学舎 新井祥也
野生の学舎 新井祥也

1989年福井県生まれ。2020年夏から洞爺湖を拠点に「野生の学舎」という学び舎を主宰。自然のまねび−学びの原点に還り、土地を歩いたりフィールドワークを通じて、人と人が協働する事で生み出される創造的な営み、物・事・空間を模索しながら有機的な活動を続けている。

ホロケナシ − 土地の記憶
森野地区は、旧称“ホロケナシ“(アイヌ語源:大きな林、大きな川端の木原)と呼ばれ、かつて集落が存在していた。今ではほとんどの住民が去り、その暮らしや営みは忘れ去られつつある場所だと聞いた。廃校となった旧森野小中学校では、子ども・先生、大人たちがグラウンドや川で火を焚き、火を囲み、時に焼きものをしていたこともあるそうだ。
今回、森野の河川の地層から採取した粘土を使い、町の子供たちをはじめ、世代や地域を越えた人たちと共につくった土面をここ旧森野小中学校で野焼きし、展示する。森野の土に触れ、再びこの場所で火を焚くことで、土塊(ルビ:つちくれ)は無数の面影をとどめながら、過去・現在・未来、生きている者と死んでいった者とが交流し、土地の記憶と繋がってゆく。
旧森野小中学校白老町森野62
月曜定休(祝日を除く)
10:00-16:00

OTHER

白老エリア詳細
森野エリア詳細
竹浦・虎杖浜エリア詳細
パフォーマンス・イベント詳細
音声コンテンツ詳細